CRRC(Combat Rubber Raiding Craft) / Combat Rubber Reconnaissance Craft / Zodiac

CRRC(Combat Rubber Raiding Craft) / Combat Rubber Reconnaissance Craft / Zodiac
西太平洋機雷対策演習(WP-MCMEX)での爆発物処理機動部隊(EODMU-5)が乗るF580 / MK-5(ゾディアック)

CRRC(コンバットラバー強襲艇)は、海軍のSEALsやEOD部隊、海兵隊のRecon、陸軍のグリーンベレーなど、全軍の特殊作戦部隊(SOF)に標準配備されている高速ゴム製強襲・偵察艇。高強度ナイロンにハイパロン等をコーティングした堅牢な多気室構造を有し、小火器による穿孔破損時でも高い浮力を維持する。推進器には隊員の安全に配慮したプロペラのない多燃料対応ポンプジェット船外機を採用。最大の特徴は隠密性と優れた可搬性にあり、放気して折りたたむことでコンパクトに収納できる。主力である4.7m級の「F470」に加え、特定の機雷処分部隊等では大型の5.8m級「F580」も実戦運用されている。潜水艦のドライデッキシェルターからの水中発進、大型ヘリからの水上投下、輸送機からの空中投下など多岐にわたる迅速な潜入・撤収手順が確立されており、全軍の沿岸・内水域作戦における中核的水上浸透アセットとして機能している。

Official Name (正式名称)CRRC(Combat Rubber Raiding Craft) / Combat Rubber Reconnaissance Craft / Zodiac
Country of Origin (開発国)フランス / アメリカ合衆国(※フランスの基本設計をベースに、米国特殊作戦軍[USSOCOM]および米軍各軍のミリタリー要求仕様を満たすアセットとして共同開発・最適化された)
Manufacturer (製造メーカー)Zodiac Milpro(※主力モデル「F470/FC470」等を製造)、Wing Inflatables(※米陸軍向けの主要プロバイダーとしてポリウレタン製「Pシリーズ」等を供給)
Designed (設計年)1960年代初頭に出された米海軍の特殊作戦用インフレータブル舟艇への開発要求仕様を起源とし、フランスのZodiac社(現Zodiac Milpro)の設計をベースに共同開発が進められ、現在の標準ベースモデルとなる「Zodiac F470」の仕様が確立されて正式に軍に採択された設計年は1970年代後半であり、その後部隊への実戦配備が本格化して公式な運用開始年となったのは1970年代後半から1980年代初頭にかけてである。
Primary Operators (主な運用組織)アメリカ合衆国アメリカ海軍(海軍特殊戦グループ1・2[NSWC SPECWARGRU 1 & 2]、海軍特殊部隊[SEALs]、救難・潜水運用部隊、水中建設大隊[UCB]等)、アメリカ空軍(空軍特殊作戦コマンド[AFSOC]傘下の戦闘管制班[CCT])、アメリカ陸軍(特殊作戦コマンド傘下の特殊部隊グループ[グリーンベレー]、第75レンジャー連隊、レンジャースクール訓練部隊等)、アメリカ海兵隊(偵察大隊[Reconnaissance Battalions]等の水陸両用偵察部隊)(※米国内メーカーの Wing Inflatables 社が、独自派生品としてポリウレタン製のPシリーズ(P4.7等)を米軍向けに製造・供給)
ニュージーランド:ニュージーランド国防軍(ニュージーランド陸軍の王立ニュージーランド工兵隊[Royal New Zealand Engineers]、およびニュージーランド海軍において、沿岸・内水域の高速偵察、潜入作戦、および多目的強襲アセットとしてFC470およびFC530を現役共同運用)
フィリピン:フィリピン海軍(フィリピン海兵隊[Philippine Marine Corps]:米国の軍事援助および対外有償軍事販売ルートを介してZodiac社製等のミリタリー仕様CRRCを制式受領し、南部沿岸や河川域における偵察・対テロ強襲アセットとして現役運用)
ルーマニア:ルーマニア海軍(ルーマニア海兵隊[Romanian marines]:黒海地域等におけるNATO共同作戦に基づき、米海軍・海兵隊との相互運用性を有する戦術強襲・偵察用CRRCアセットを現役部隊運用)
Displacement (排水量):基準排水量 / 満載排水量基準排水量(空虚重量/ボート本体+アルミニウム床板等):約 115 kg 〜 161 kg (254 lbs 〜 355 lbs) ※フロア構造やバリアントにより異なる
満載排水量(最大積載時総重量/Combat Operational Weight):最大約 1,411 kg 〜 1,451 kg (3,115 lbs 〜 3,200 lbs) ※空虚重量に最大ペイロード(約1,250kg)および船外機、燃料タンク(SL-3ブラダー等)を合算した運用上の上限総重量
Dimensions (寸法):全長、最大幅、喫水W (最大幅/全幅):1.90 m (6 ft 3 in) ※米陸軍向けWing製P4.7型は 1.98 m (6 ft 6 in)、EOD等着用のF580型は 2.48 m (8 ft 2 in)
D (喫水):満載巡航時 約 0.40 m (1 ft 4 in) / 浅海・微速走航時 約 0.20 m (8 in)
L (全長):4.70 m (15 ft 5 in) ※EOD等運用バリアントのF580型は 5.85 m (19 ft 2 in)
Propulsion (機関):Outboard Motor (2-Stroke Multi-Fuel / Non-Gasoline Burning Outboard Engine: NBOE)
出力:40 PS 〜 55 PS / 最大許容 65 PS(※Evinrude製55馬力NBOE、またはRaider Outboards製40馬力ミリタリー仕様多燃料対応船外機等を1基マウント。プロペラのない「シャラウド付きインペラ構造のポンプジェット推進システム」を標準採用。PS馬力換算で40〜65馬力)
Speed (速力):最大スプリント速力 26 kt 〜 30+ kt (約 48 km/h 〜 55 km/h 以上) ※無風平水時、搭載人員・積載負荷状況による
Range (航続距離):20ノット巡航時に 約 15 nm 〜 35 nm (約 28 km 〜 65 km) ※標準装備される6ガロンまたは18ガロン(SL-3燃料ブラダー)の燃料容量およびスロットル開度に依存し、満載全力疾走時の連続稼働時間は約1〜2時間
Complement (乗員数):1名 〜 2名(操縦要員[Coxswain]および航法・前方監視員等)
Sensors and Processing Systems (センサー・レーダー):None
作戦時は乗員が携行するハンディGPS、磁気コンパス、AN/PRC-117G/AN/PRC-152等の戦術無線機、または暗視ゴーグル[NVG]に依存
Armament (兵装):None
作戦要員が携行するM4A1カービンM240 7.62mm機関銃、またはMk48軽機関銃等の個人・部隊用火器を艇のチューブ上や特設マウントから射撃・運用する形態をとる
Aircraft Carried (艦載機)、
Carrying capacity(積載能力):
大型ヘリコプター[MH-47等]の後部ランプからの直接水上スライド投下[ヘリドロップ]、およびC-130輸送機等からのパラシュート空中投下[MCADS]によるデプロイが可能
最大積載容量(Maximum Payload)は 1,250 kg (2,756 lbs) 。戦術人員輸送能力として、最適構成で6名〜8名、最大で完全装備の特殊部隊作戦隊員(SEALs、グリーンベレー、海兵隊Recon等)を10名まで搭乗・搬送可能
  1. By U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Adam R. Cole – This image was released by the United States Navy with the ID 060611-N-4124C-010 (next).This tag does not indicate the copyright status of the attached work. A normal copyright tag is still required. See Commons:Licensing.العربية ∙ বাংলা ∙Bahaso Jambi ∙Deutsch ∙ Deutsch (Sie-Form) ∙ English ∙ español ∙ euskara ∙ فارسی ∙ français ∙ italiano ∙ 日本語 ∙ 한국어 ∙ македонски ∙ മലയാളം ∙ Plattdüütsch ∙ Nederlands ∙ polski ∙ پښتو ∙ português ∙ русский ∙ slovenščina ∙ svenska ∙ Türkçe ∙ українська ∙ 简体中文 ∙ 繁體中文 ∙ +/−, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=8244591

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